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今回は足立区辺境の道、神明六木遊歩道に行ってみます。綾瀬駅西口のバスターミナルから、八潮方面のバスに乗ってみ
ましょう。バスは、環状7号線を越え綾瀬川沿いを北上し、花畑運河を渡ります。渡ったそばの神明町のバス停で下車しま
しょう。バスを降りたら、ちょっとバスの来た道を戻り、橋の上より花畑運河を眺めてみましょう。手前は、ちょっとごみ
ぷか状態ですが、ずっと向こうまでまっすぐな運河は見ていて気持ちよいです。ずっとはるか向こうに水門が見えます。ち
ょっと記憶にとどめておきましょう。
さあ、運河から再び北上します。しばらく進むと右にはいる小さい道が見つかります。ここが神明六木遊歩道の入り口です。
準備がよければ、スタートしましょう。すぐ左手は垳川ですが、やはり排水機場の宿命か、ごみぷか状態をまぬがれません。
少しすえたヘドロっぽいにおいがして、ちょいと寂しい気分です。遊歩道は、江戸の昔から生えていそうなケヤキやスダジ
イなどの大きな木々が、自然堤防を生かした?堰堤に生えており、せいぜい幅2mのところをさらに狭く通りづらくさせて
います。垳川側には、護岸として一段低い通路がコンクリートで舗装されていますが、あまり通る気にはなりません。釣り
人はいらっしゃいますが。秋の季節のいい日にいったため、熟年ハイカーとひっきりなしにすれ違います。
しばらく進むと左手にこぎれいな橋が見えてきます。平成泉橋といいます。橋の欄干には鳥のオブジェがありますが、あ
まり生活に役に立つとは思えません。お散歩用の遊歩道の一施設なのでしょうか。橋の手前側ちょっとした公園になってい
て、垳川から汲み上げた水が浄化施設を通して泉として湧き出し、簡単な小池を形成しています。
最初は垳川もあまりいい印象ではありませんでしたが、まあだんだん慣れてくるうちに、大きな枝(桜の場合が多い)が
水面につかんばかりに垂れている様は、なかなか風情があるものだというように思うようになってきました。ま、ごみぷか
状態も綾瀬川辺に限られており、ま、許容範囲でしょうか。何気に水面近くを泳いでいるコイもよく見られます(酸素が足
らないのかも)。遊歩道沿いには、他にむくの木広場や石の広場などちょっとした広場が配されています。石の広場は、そ
の名の通り、大小様々な石が配された風雅な広場に仕上がっています。遊歩道上にもベンチがぽつぽつありますが、こうい
った広場でしばらく一休みするのも一興です。
そうこうしているうちに、木々が少し途切れ開けたところに出ます。そこには風車があり、その脇にこじんまりした公園
があります。風車の裏に機械室?があり、その説明では、風車の力で垳川の水をくみ出し、反対側の公園の池に供給してい
るらしいです。機械室の下を覗き込むと、風車に連動した水車により、確かに水を汲んではいますが、なにぶんとろりんと
した動きの風車のこと、その効果はいかほどのものか、いまいちよくわかりません。
さて、風車に水をもらっているこの公園は、神明水の森公園、別名を風車の広場というようです。汲み出された水はこの
公園の半分を覆う池を形成しています。池の垳川側半分はハスのような水草(多分アサザでしょう)で覆われ、丸い葉の所
々でかえるがぴょんぴょこしています。水の中にはかなり大きめなオタマジャクシが泳いでいたりもします。
池に突き出したかたちのあずまやがあり、そこに行くと,周りはお約束の鯉が泳いでいるのがわかると思います。この池に
は深いところと浅いところが明確に分かれていて、とても泳ぎにくそうにしています。(古隅田
に比べれば楽そうだが)池は奥の葦やガマの群生地まで続いており、ガマの穂がゆれているのが見えたら、きっとその根元で
は鯉が激突しているのだと思われます。
風車の広場を後にしましょう。再び垳川沿いを東へいくと橋が見えます。この橋は何を隠そう、
葛西用水親水公園脇を北上する道で、ここが垳川と葛西用水のクロスポイントになります。この道を右に行けば、はるか
四つ木(葛飾区のです。ここは足立区六木)まで葛西用水が流れ下っていくんだなと妙に感動します。埼玉側は、農業用水の
名残で、小さな水路が入り組んでいます。ドブ状になってかなり汚いですが、アイガモがうろうろしているのに出会うかもし
れません。さらに進んだらどこまで行くんだろう。誰か教えてください。(右の写真は葛西用水を埼玉県側から東京方面を臨
む)
さて、道路を渡り、取って付けたような水門脇をさらに先に進みます。垳川もさっきまではシャープな(要するに狭い)川
幅でしたが、ここらで少し広くなります。少し下流になったから?いやまてこれはどっちが上流で下流なのでしょう。なんか
混乱しながら陸の方を見ると、都営住宅裏の公園が広がっています。子供の遊ぶ姿、犬の散歩などよくある公園の風景です。
ものの本によるとここは虹の広場というらしいのですが、なぜかはよくわかりません。ただ、遊具施設にはことごとくモザイ
ク細工がしてあり、垳川近辺で見られる生き物というテーマで絵が埋め込まれています。
公園脇を抜け、さらに先に進みます。うっそうとした巨木の木立の中、また少し開けた場所にやってきました。ここが水車
の広場です。いきなり高さ4mもありそうなローマ水道のような石積み(っぽい)のといから流れ落ちる水に打たれて、水車
がまわっています。
さすが水車の広場と命名されているだけのことはあって、水車の奥に広がる公園では、ちょっとした水の流れがあり、その
途中に、昔の田んぼで見られたらしい人力水車(?)があります。脇にステップがあるので水車の上にのって水車を回してみ
ましょう。ハムスターになった気分、にはなれませんか・・・。くれぐれもむきになって回し過ぎないようにしましょう。結
構水の抵抗があって疲れます。それ以上に、まわりに人がいたら奇異な目で見られること間違いなし。ここから先は休憩ポイ
ントがないので、水車の回る様を眺めつつ、ぼーっとしときましょう。
この公園を出ると、神明六木遊歩道はまもなく終点です。垳川ももう中川への排水機場が見えてきました。あまりごみが浮
いていないところを見ると、中川側が上流だと思いますが。少し坂道を登ると、中川の土手に出ます。左から右へ中川が流れ、
ちょうど正面には、大場川とその水門が見えます。このあたり、中川とはいえ大河の風情を漂わせます。でもだまされてはい
けません。中川は中川です。
ここからは右に進みます。道を中川側に渡ってもかまいませんが、緑地帯(要するに雑草地帯)を突き進むと行き止まる
可能性があるので慎重に。さて、前方に見えるのは花畑運河の中川側の水門です。まっすぐ花畑運河を見やるとはるか向こ
うに首都高が見えるでしょう。そこがスタート地点です。結構歩いてきたように思うのですがこうしてみると案外に短いも
のなのです。ところでここは、花見橋といいます。花畑運河には、他に桜木橋、雪見橋とあって、そしてスタート地点は月
見橋といい、なかなか雅びな命名基準です。
花畑運河を西に向かいましょう。ほとんど太鼓橋の桜木橋に到着します。ここからは六木都住から来るバスに乗ってよし、
葛西用水親水公園をしばらく散策してもよし。気合があれば、
葛西用水親水公園を亀有方まで突き進んでもよし。いや、遠くてお奨めできません。あくまでお散歩ですから。
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