津〜伊勢

【日 時】1998年12月27日(日)
【天 候】
【コース】津〜伊勢
【ルート】(6:30)津--(11:00)松阪--(17:00)伊勢
【所要時間】10時間30分
【メンバー 】単独



今日は4日目であり目的地、伊勢までたどり着きたい。津から松阪までの区間にはさんぐう道の標石がありこの街道歩きで最も注目するところである。

6:30に津駅出発。7:05頃津新町付近で日の出を迎える。大きな都市は朝早いと車も少なく気持ち良く通過できる。JR阿漕駅の先で国道と別れさんぐう道にはいる。JR高茶屋駅で休憩する。高茶屋から雲出川の間に島貫という地域がある。最近ここで安濃津の存在を証明できるといわれる遺跡が発見された。安濃津とはかつての津の港で三津(坊の津、博多津、安濃津)のひとつである。後の地震などの天災で地形が変わってしまって、このような形で検証しようとしている。

雲出川を越え三雲町に入ると、本格的なさんぐう道になる。家並もかつての町並みを彷彿させるものが多い。松阪までこのような道が続くが、市場庄あたりの町並みは見事である。家を注意して見ると、間口は狭いが奥行きは深い家が多い。昔の税の徴収高は家の間口の大きさによって決められたそうだが、この名残であろうか。

標石密度が高くなり、各曲がり角に「右さんぐう道」「左○△□道」の標石があらわれる。さんぐう道の標石を拾っていけば良いのだが、いつも松阪に入る前で間違ってしまう。今回も知らず知らずに松阪の街に入ってしまった。やや足が疲れていたので、休みも兼ねて昼食をとる。

松阪からはまた県道の車道に出る。伊勢までは一直線の道でこの道が最短ではある。が、本来の街道は松阪の西を通り近鉄線沿いに進み、斎宮などを通過して度会橋に続くものであろう。山登りに較べれば高低差がなく、歩は自然に進んでしまう。しかし、20km以上歩くと膝と踝の間にかかった負荷がボディーブローのようにきいてくる。こうなれば、無理をせず休憩を適度に入れることだ。

直線道路をひたすら歩き続け、度会橋に着く。この橋に着くと「今年もやってきたなあ」という感慨が沸く。宮川の緩やかなせせらぎが気持ちを和ませる。それにしても宮川の水は澄んでいるなと思う。大台ケ原に源を発し、宮川・三瀬谷などのダムを通りながらこれだけの透明度がある。私の小学校の校歌に以下のような歌詞がある。

    すみて ながるる みやかわの
    せせらぎの おと まど ちかく
    ともと うたいつ まなびやに
    きょうも いそしむ われらなり

歌詞にでてくる「みやかわ」と比較すれば、この川は大河になってしまうのであるが・・・。 

外宮でお参りを済ませ。内宮に向かう。17:00に到着したが、夜間参拝禁止になっており参拝を済ませた人たちがぞろぞろ出てきた。橋の前で時計を見ながら案内板を読んでいたら、守衛さんがきて「正宮(しょうぐう)だけにして下さい」といわれた。疲れの出てきた足をずるずる運びながら照明に照らされた正宮をお参りをすることができた。



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