債権債務

債権債務 【簿記2級講義 第2講-1】

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【簿記2級講義 第2講-1】 債権債務

1、債務の保証

債務の保証とは、ある債務者がその負担する債務を返済できないときにその債務者に代わって債権者にその債務を支払う義務を負うような契約を結ぶことをいいます。
債務を保証した者は、債務者が将来返済不能になったときにその債務返済の義務を履行しなければならなくなります。

 

このような契約により将来一定の条件が満たされた場合に履行される債務を偶発債務といいます。

 

偶発債務は、保証債務勘定と保証債務見返勘定という一対の対照勘定を用いて備忘的に仕訳しておくことがあります。
そうした場合、債務者が債務を返済した時、返済不能により代わって債務を支払う義務が確定した時には、保証債務の備忘仕訳は不要になるので、反対仕訳を行って消却します。

 

また、この保証債務の仕訳は、会社が債務保証していることを帳簿上に備忘的に記録しているにすぎず、実際に顕在化している債務ではないので、貸借対照表に計上されることはありません。

 

保証債務見返 ××円(保証債務額) / 保証債務 ××円(保証債務額)

 

なお、偶発債務は手形の裏書・割引にも生じます。

 

2、未決算勘定

損害保険に掛けられている財産が焼失、盗難等の被害を受けた場合、保険金の受取額が確定するまで相当の期間を要する場合があります。
また、その未確定の期間中に決算期末が到来した場合、保険金が未確定という理由で決算が確定出来ない状況になります。

 

このような場合に一時的に使用する勘定科目が未決算勘定(あるいは火災未決算勘定や盗難未決算勘定)です。

 

減価償却累計額 ××円 / 建物 ××円
未決算       ××円 /
未決算       ××円 / 仕入 ××円

 

その後、受け取ることのできる保険金額が確定したら未決算勘定を消去して、未収金などの勘定に振り替える処理を行います。
保険金額が被害にあった資産の帳簿価額を上回るときには差額を保険差益勘定の貸方に記入し、下回るときには火災損失勘定や盗難損失勘定等の借方に記入する。
①保険金額が被害資産の帳簿価額を上回る場合

 

未収金 ××円 / 未決算   ××円
/ 保険差益 ××円

 

②保険金額が被害資産の帳簿価額を下回る場合

 

未収金   ××円 / 未決算 ××円
火災損失 ××円 /
(盗難損失 ××円) /

 

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