伝票記入

伝票記入 【簿記3級講義 第11講】

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【簿記3級講義 第11講】 伝票記入

1、伝票会計

取引を記帳するスタートとなる帳簿が仕訳帳でしたが、仕訳帳の代わりに伝票を用いる帳簿組織もあります。これを伝票会計と言います。

 

この伝票会計で使用される伝票は、定型の書式により記載内容を統一されており、取引の概要を簡単に記載できるようになっています。それが仕訳として処理されます。

 

伝票の種類は、入金伝票、出金伝票、振替伝票、売上伝票、仕入伝票がありますが、このうち入金伝票、出金伝票、振替伝票のみを使用する伝票会計を3伝票制といい、全ての伝票を使用する伝票会計を5伝票制といいます。

 

① 入金伝票:現金の増加を伴う取引を記載
② 出金伝票:現金の減少を伴う取引を記載
③ 振替伝票:①②④⑤以外の取引を記載
④ 売上伝票:売上取引を記載(通常、相手方は売掛金が前提)
⑤ 仕入伝票:仕入取引を記載(通常、相手方は買掛金が前提)

 

これらの伝票を使用して、日々の取引を記帳するのが伝票会計ですが、他の帳簿組織と同様仕訳を総勘定元帳へ転記ことになります。

 

この作業を担うの帳簿が、仕訳日(週)計表です。

 

仕訳日計表は、一日又は一週間などの単位で伝票に記載された仕訳を勘定科目別に集計する帳簿で、集計された仕訳は仕訳日(週)計表から総勘定元帳へ合計転記されます。

 

総勘定元帳へ転記作業以降は、他の帳簿組織と同様に処理されます。

 

2、3伝票制

入金伝票は現金の受入れの際に記入する伝票ですが、下記のような取引について記載します。

 

現金  120,000円 / 売上  120,000円

 

出金伝票は現金の支払いの際に記入する伝票ですが、下記のような取引について記載します。

 

貸付金  300,000円 / 現金  300,000円

 

また、振替伝票は現金の入出金以外の取引を記載する伝票ですが、下記のような取引について記載します。

 

買掛金  150,000円 / 売掛金  150,000円

 

伝票の種類

 

3、一部現金取引

3伝票制において、一つの取引が入出金取引とそれ以外の振替伝票とからなる場合があります。このような取引を一部現金取引といいます。

 

例えば、受取手形を金融機関で割り引いた時の処理が一部現金取引に該当します。

 

当座預金  110,000円 / 受取手形  120,000円
手形売却損  10,000円

 

伝票会計では、取引を貸借一つの勘定科目を用いて起票するのが原則ですので、この取引を2つの取引に分解する必要があります。

 

取引を分解する方法は、次の2つの方法があります。

 

① 取引を擬制して、一旦全額を入金伝票又は出金伝票に記載し、次に、残りの勘定に出金伝票又は入金伝票を用いて振り替える方法
② 取引を分解し、入出金のみを入金伝票又は出金伝票に起票し、残りを振替伝票に記載する方法

 

一部現金取引

 

4、5伝票制

これらの3種類の伝票に加えて、商品の仕入れ及び商品の売上げ取引を記入する仕入伝票及び売上伝票を用いる場合があります。

 

これを5伝票制と言います。

 

この5伝票制によれば、現金仕入、現金売上は一旦掛け仕入、掛け売上として起票し、現金支払い取引、現金受入れ取引として起票します。

 

例えば、現金売上は下記の通りの仕訳となり、伝票起票されます。

 

売掛金  120,000円 / 売上   120,000円
現金    120,000円 / 売掛金 120,000円

 

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