ラウンド・ダンス
Round Dance


 


 ラウンド・ダンスは、スクエア・ダンスの際に踊られるもの、フォークダンスとして踊られるものとして発展してきましたが、現在では、一つの部門を確立するにいたっています。
 ラウンド・ダンスは、共通したステップ、共通したポジション、方向、そして音楽の組み合わせで成り立っているので、これらの基本を身につけていれば、あとはある程度の踊りの指示(キューイング)を受ければ踊ることができます。
 このためラウンド・ダンスは、基本をマスターするための初心者教室に入り、反復練習し、基本用語と確実なポジション、ステップ、フィギュアを覚えることが必要です。
 初心者教室を終了し、各地のパーティーなどに参加するようになると、急速にラウンド・ダンスに対する意欲がわいてきて、色んな踊りを覚えたいという気持ちになります。
 ここで必要なことは、少しでも上手になりたいと思うのであれば、「急がばまわれ」で、もう一度基本をしっかりと勉強して、さらに反復練習をすることが重要です。
 ウォークだけのスクエア・ダンスとは異なり、ラウンド・ダンスには、色々なポジション、ステップ、フィギュア、リズムがあり、さらにスタイリング、テクニック、ポーズが要求され、男性はリードすることもマスターする必要があります。
 このうち、ポジション、ステップ、フィギュアは比較的短期間で覚えられますが、これは単に足の動きを覚えたに過ぎず、完璧なものにはほど遠く、上級のダンサーになるためには、さらに相当の年数がかかります。
 人によって大きな差がありますが、普通一通り踊れるようになるのに1年、ようやく格好がついてくるのに3年はかかります。
 これも忠実に基本を守っての話です。もし基本を守らなければ、ある水準まで達しても、ただ踊りの数が増えるだけで、技術の向上は望めない状態になってしまいます。
 現在、このタイプのダンサーが非常に多いので、もう一度自分の踊りについてじっくり見直す必要があります。
 自分の欠点をみつけ、再度基本にいどみ、忠実にトレーニングした人だけが低迷から脱し、上級の仲間入りをすることができるのです。
 では、なぜここで3年という線を出したかというと、足首が強くなって、上体を支える力と弾力性が出るようになるには3年はかかるからです。
 ラウンド・ダンスを踊るときは、体重をボールにおき、踵を床につけずに、少し浮かした状態を保つことが多く、経験が浅いうちは、足首の力が弱いためにべた足となり、スタイリングはくずれ、ごつごつした感じの踊りになります。時には曲におくれ、時にはねばりきれずに早くなってしまいます。
 このような固い踊りは足首が強くなった時にはじめて解消され、さらに要所要所でライズして、上体のバランスを保つことにより、スタイリングの向上が望めるのです。
足 首を鍛えることがいかに重要であるかが理解されたことと思います。足首を強くし、さらに膝に弾力を出させるようにするには、ウォークやワルツ・フォワード、ボックスの第一歩、トゥインクルの第一歩、シザースの第三歩などの他はいつも踵を床につけずに踊るように心がけることが重要です。
 この足首の強さと、正しいポジション、および正確な基本ステップにより完璧なダンスが形成され、よいスタイリング、高度なテクニック、そして充分なリードを身につけることができます。
 指導的立場にある人は、さらに周囲が自分の踊り方に注目していることをわきまえ、より一層自分に対してきびしくなければなりません。
 このことを充分に頭に入れた上で、反復練習を重ねて完全に自分のものにするように心がけて頂きたいと思います。