懐かしい文房具(その2)

【ボンナイフ】

 

ボンナイフ、、、、うーーん、懐かしい響きのする言葉だ。

はすぴー世代の人なら共鳴してくれるでしょう。

ボンナイフの「ボン」はどういう意味があるのか知らないが、要するに、鉛筆を

削ったり、紙を切ったりするのが、本来の役目だった。

 

値段は当時20円だったように記憶している。「替え刃(スペア)」が1枚あぶら

紙に包まれて入っていたので、リーズナブルな値段だったように思う。

 

ボンナイフはプラスティック製で色々な色の紙が中に入っていた。

はすぴーの記憶では、メタリック系の青、緑、オレンジ(金色)があったような気が

する。図柄は「ブタ」とか「トンボ」とか「くだもの」があったように記憶している。

 

この紙を抜くと、「締まり」が緩くなり、ジャックナイフみたいに親指ではじいて刃

を出せたり、しまったりする技まであった。

当時、流行っていたピンキーとキラーズの「恋の季節」の曲に合わせて、ボンナイフ

の刃を、しまったり、出したりすることの出来る器用なやつもいたなぁ〜。

 

ところで、前述の通り、ボンナイフの役割は鉛筆を削ったりすることなのであるが、

実際に本来の目的として使用されることはほとんどなくて、消しゴムに 自分の名前を

掘って「ハンコ」を作ったり、妙な「絵」を掘ったりするのが、一般的であったように思う。

または ボンナイフで消しゴムを細切れにして、授業中に投げ合うための「タマ」製造

マシーンとして使用されることも多かった。

 

小学校の時には、こんな程度の使われ方であったが、はすぴーの姉の男友達(相当不良)

に聞いた話がある。

ボンナイフの刃2枚の間に10円玉を入れ、いわゆる「2枚刃」状態にし、これを人指し

指と中指の間に挟む。そして喧嘩の時にこう凄むらしい。

「オラオラ、この2枚刃だなぁ、手術しても跡が残るんだぜぃ〜。なかなか血が止まら

ないんだぜぃ〜」と。本当かどうか知らないけれど、結構効き目のある脅し文句だったらしい。

 

ついでに、その年上のツッパリから聞いた不良とボンナイフとの関係について、もう一つ。

ボンナイフで腕に「命、ユキコ」とか「男儀、ヒロシ」とか掘り、ボールペンの

インクをそこに流し込むという簡便式「入れ墨」が一部の不良で流行っていたらしい。

(良い子は絶対にまねをしないでください)

考えただけでも、痛そうである。

 

ボンナイフも色々な使われ方があったもんだ。

 

 

【下敷きアラカルト】

 

たかが下敷きではあるが、色々な思い出がある。

変わり種としては、下敷きそのものが「レンズ」になっているものがあった。

この巨大な虫めがねで一体、何を見ようというのか?

『決して、太陽をみてはいけません』と小さく注意が書かれていたりする。

そうすると必ず、いるんです。「俺、太陽見たぜ!」と自慢するアホが。

この下敷きの欠点は、片面はザラザラ(よく見ると年輪状になっている)しており、

下敷きとしては片方しか使用できないのだ。

 

良い子向けの下敷きの定番は「九九」「ローマ字」や「小学2年生で覚える漢字」

そして国旗や日本地図などを描いたもの、、、、ふむふむPTA推薦グッズであった。

 

カンニング用として黒い下敷きも流行ったことがある。

この下敷きに鉛筆で算数の公式や年号など暗記するものを書く。

保護色なので、一見 見えないのだが、光の反射によっては 公式が浮かび上がってく

るから不思議発見。スーパーひとし君なのである。

 

中学になると透明で書類を挟む「クリアファイル」を下敷き代わりにすることが

流行った。書類ではなく、アイドル歌手の切り抜き写真、バイクや車などの写真、

そしてこっそり好きな子の写真などを隠したりしたものだった。

 

はすぴーが中学1年の時に「シール」を集めることが流行ったことがある。

そのシールは下敷きにペタペタと貼り、両面に貼ってしまうと 字を書く時にガタ

ガタになってしまい、これまた下敷きの役目を果たさなくなってしまったもんだ。

 

下敷きも半年くらい使うと飽きてくるが、そう簡単に割れるものではないので、

悪友と「強度比べ」をしたりする。

つまりどちらの下敷きが強いかどうかを争うだけのこと。

下敷きを互いに縦にして、ジャンケンに勝った方から打ち付ける。

たいてい2〜3度ぶつけ合ううちに勝敗が決まる。

負けた方は、「あ〜あ、割れちゃった」と言いながらも、親には「今日、学校で

下敷き、割れちゃったんだよ。新しいのを買ってよ」とせびる。

親というやつは、文房具や本への投資は惜しまない生物なので、「しょうのない

子ねぇ。この間 買ったばかりでしょ」などといいながらも 財布をあけてしまう

のであった。

 

 

【オマケ】

 

懐かしい文房具のオマケとして、「シャーボ」を書いてみよう。

時代的には 昭和50年代に入っており、ちょっと反則なのだが、はすぴーにとって

「シャーボ」はそれだけ印象的だった文房具であった。

 

ボールペンで2色、3色が1本のペンになっているものはあったが、シャープペンと

ボールペンが合体して1本になったというのは、画期的だったと言える。

テレビやラジオでもコマーシャルをやって大々的に売り出した商品だ。

低音の声で「右に回すとシャープペンシル、左に回すとボールペン、シャーボと

お呼びください・・・・シャーボ」と言ったセリフだった。

 

このCMも商品もあまりにもヒットしたので、ギャグにも使われることが多かった。

「右に回すと金魚、左に回すとタマネギ、キンタマとお呼びください・・・・」

「右に回すとコンパス、左に回すと定規、もう一度、右に回すと虫めがね、コンジョーム

とお呼びください・・・・」などなど。

 

はすぴーは、この時からずーーと、シャーボを愛用しているが、どうしても

上記のギャグを思い出し笑いしてしまうのであった。